ミニ四駆ブーム

ミニ四駆はある周期の中で爆発的にブームになっています。このコンテンツでは、これまでのミニ四駆ブームをざっくりと振り返っていきたいと思います。

第1次ミニ四駆ブーム

1982年7月に田宮模型からどこでもよく走る四駆の模型を作りたい。それも小学生でも気軽に買え、接着剤なども使わず手軽いに作れるものというコンセプトで生まれたのがミニ四駆でした。当時のミニ四駆はそこまで速く走ることは無かったのですが、当時の子供達からはあまり人気が出なかったのですが、ギア比やホイール、重心を低くするなどの改良を加えたことで徐々に人気が出始めます。また子供達はミニ四駆を改造したり、穴をあけて軽量化したり工夫を重ねて独自の進化をしていくようになります。
そんな中で1987年にコロコロコミックで「ダッシュ!四駆郎」の連載が始まり人気はさらに加速していきます。TVアニメにもなったことで人気はピークを迎えますが、TVアニメが2クールで終了したことにより急速にブームが落ち着いてしまいます。

第2次ミニ四駆ブーム

1994年にタイヤをカウルが覆うフルカウルミニ四駆シリーズが発売されます。フルカウルのミニ四駆を二人の子供が託されたことによってミニ四駆とともに成長していく漫画「爆走兄弟レッツ&ゴー」の連載がコロコロコミックで始まります。コロコロで連載すること=ブームになることと言ってもいいくらいコロコロコミックの影響力がありました。烈と豪の兄弟漫画もアニメやゲームや映画にまで波及し、子供たちの心は鷲掴みにされたといえます。当時発売された新製品やグレードアップパーツは発売されるたびに話題になり、売り切れが続出したほどです。

ところが、90年後半、21世紀が近づくにつれて、タミヤのミニ四駆関連の売上は下がっていきます。理由としては、子供たちの遊び方が多様性に富んできたことも一因かもしれません。当時はテレビゲーム機や、遊戯王といったカードゲーム、ベイブレートのような別の玩具ブームなどが子供たちにとって魅力的に映っていったと言われています。

第3次ミニ四駆ブーム

しばらくミニ四駆は黎明期を迎えることになります。以前発売されていたミニ四駆のリメイクなどでお茶を濁していたのですが、オークションサイトなどではかつてのミニ四駆が非常に高値で取引されている現状がありました。それでもまだタミヤの腰は重いままです。そんな中、他社からミニ四駆を参考にした類似品が発売され人気が出ます。そこで対抗すべくようやくタミヤは重い腰を上げ、「ミニ四駆PRO」シリーズを2005年に発売するに至ります。ミニ四駆PROは新開発MSシャーシを採用し、モーターが後ろにあったものが中央部分に変わり、重量バランスを最適にし、低重心化を進めました。そのため、モーターもダブルシャフトタイプになり、加えてカスタマイズの自由度も非常にアップします。
今回のブームにより公式レース大会も開催されるようになります。

第3次ブームは2008年以降、第1次ブーム、第2次ブームで心躍らせていた少年たちが年を重ね、再びミニ四駆の世界に戻ってきます。タミヤもミニ四駆PROだけではなく、旧車種の再発売、リメイクなどを展開し、2011年頃には本体もパーツも店頭で品切れが起きるほどのブームに発展していきます。

まとめ:第3次ミニ四駆ブーム以降

ブームという言葉は、一瞬にして国民に認識され、広く普及するも定着せずに突如収束を迎えてしまうことだと思います。そういう意味では、ミニ四駆が3度目のブームで学んだことは、継続は定着であることなのかもしれません。
ジャパンカップはコロナが流行するまで毎年開催されており、コロコロコミックではミニ四駆の漫画が連載され、ブームを盛り上げた子供たちは大人になり、彼ら彼女らの子供たちがまたミニ四駆に魅了される、世代をまたぎ、続いていくミニ四駆という遊びは広く定着したとも言えます。

最後までご覧いただきありがとうございました。